2022年2月1日火曜日

1月下旬に読んだ本:『まちカドまぞく』『ライト姉妹』『ぬるめた』

下旬は映画を観なかった。疲れていて、画面に向かって集中する気力がない。かわりに(?)漫画を読んでいた。


伊藤いづも『まちカドまぞく』は第3巻から6巻までを再読。
4コマ漫画は普通の漫画よりもみっしりと密度があるので、相当な満足感がある。(現代の大抵の漫画は1ページに8コマも描かれていることは稀。)
まちカドまぞくはとりわけ画面のすみからすみまで、キャラの一挙手一投足にまで「神」が宿っており、読めば読むほど味わいがある。
シャミ子かわいい。

こかむも『ぬるめた』はネットで知っていた漫画の商業版で、女の子4人がメインのオーソドックスなきららが4コマ。
キャラがかわいい、ワイワイ楽しい!という日常系きらら4コマ的な「良さ」を極限まで追求した傑作。第1話がカニでおしまいになるの最高すぎる。性欲が普通に描かれているのも良いと思った。ロリアンドロイドくるみかわいい。

谷川ニコ『ライト姉妹』はTwitterでときどき「私 ラノベの新人賞に応募する」って言ってるキャプを見て前々から気になっていた。作品名を知らなかったのだけどひとに教えてもらって買えました。私にとってははじめての谷川ニコでした。内容はサブタイトルそのまま。むちゃくちゃおもしろかったので2巻で終わっているのがちょっと残念。


今月頭に急に思い立ってはじめた1日1冊読書だけど、どうにか今月はペースを維持できた。とりあえず来月以降もやっていきたい。
積読を少しでも減らしたいという思いがあったけど、読んだ冊数の倍以上本が増えてしまったのでもうどうにもならない。本は放置しておくと増殖する性質を持っている。

上から読んだ順。

・本 11冊 通算32冊
塩野七生『神の代理人』新潮社、2012
高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』岩波書店、2013
川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』筑摩書房、2021
りゅうせんひろつぐ『賢者の弟子を名乗る賢者 16』マイクロマガジン社、2021
フィリップ・マティザック『古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル』安原和見訳、筑摩書房、2020
池澤夏樹『きみのためのバラ』新潮社、2010
吉本隆明『親鸞の言葉』中央公論新社、2019
高橋源一郎『ゆっくりおやすみ、樹の下で』朝日新聞出版、2021
武田泰淳『わが子キリスト』講談社、2005
文月悠光『適切な世界の適切ならざる私』筑摩書房、2020
シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』田辺保訳、筑摩書房、1995

・漫画
六道神士漫画、士郎正宗原作『紅殻のパンドラ』22、KADOKAWA、2022
板倉梓『瓜を破る』1、芳文社、2021
高瀬わか『かわいすぎる男子がお家で待っています』1、集英社、2020
つきや『組長娘と世話係』1、マイクロマガジン社、2018
岩明均『ヘウレーカ』白泉社、2002
伊藤いづも『まちカドまぞく』3、芳文社、2017
谷川ニコ『ライト姉妹:ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹』1、KADOKAWA、2017
谷川ニコ『ライト姉妹:ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹』2、KADOKAWA、2018
山田芳裕『へうげもの』1、講談社、2012
河原雅彦『修羅の門』1、講談社、2012
伊藤いづも『まちカドまぞく』4、芳文社、2018
伊藤いづも『まちカドまぞく』5、芳文社、2019
伊藤いづも『まちカドまぞく』6、芳文社、2021
こかむも『ぬるめた』1、芳文社、2021