2017年6月10日土曜日

6月10日の日記:運動会の音、扇風機、習字教室

くもり。朝から遠くの学校の運動会の音が聴こえる。スピーカーを通した音楽や号令はおろか、スピーカーを通さない大勢の「いちに、いちに」という掛け声まで。高い建物の多く、様々な騒音のある現代の都市環境においても声を合わせれば数キロさきまで肉声が届くのだから、おおむかしの平原での合戦の鬨の声などずいぶんとおくまで響いたことだろう。

10年使った扇風機が壊れたので新しいものを買っていただいた。電気屋に並ぶ扇風機たちは10年前のそれとは形が違っていて、すごくかっこよいというのではないけれど、今風でシンプルなデザインで好ましいなと思った(丸みが少なく、様々な円筒形の組み合わせでできている)。DCモーターの恩恵で音も静かで消費電力も安いとのこと。ありがたい。
リヴィング用のLEDシーリングライトも選ぶ。店員にのせられる。店員に上手にのせられて決めてしまう買い物は楽しい。

あいかわらずのメモとノート作り。やればやるほど面白いけれど、そろそろ切り上げて文章を書かなきゃいけないんだよなあと頭の片隅の思案。だんだん現実逃避めいてくる。

夕方は習字教室で行書を書く。数年前に進学したことを今さら(偶然と他のお弟子さんの親切心から)先生に打ち明けることができて、先生からは「心配していたけれど私からは訊ねにくかった。それを聞いて安心した」とコメントをいただいた。心配してくれているのかなとなんとはなしに思いつつも、報告さしあげるタイミングを逃してしまいここまできたわけで、私としても喉につっかえているようなところがあったから、そのつっかえがとれてよかった。字も比較的気持ちよく書けたので、愉快な気持ちで帰る。