2017年9月23日土曜日

9月23日の日記:不眠が懐かしい、面白かったSS

ほとんど眠らずに、眠らずに眠らずに眠らずにいて、喜怒哀楽の感情が、あらゆることに敏感になって、敏感になったそれらが巨大な眠気で包まれて鈍麻させられた、そういう状態で生きている何年間かが、数年前にあった。
そのころはといえば、先につながっていくことは何一つせず、ただ瞬間瞬間の曖昧な刺激と眠気による断絶があっただけで、今はそれよりはずっとよい状態で、少しは積み重ねに似たようななにかをすることも出来ていて、今と昔を引き比べてみれば、昔が不幸で、今が幸福な人生なのだろうけれど、ときどき不幸だった昔を懐かしく思う。
私の人生のなかで輝いていたのは長い不眠のあの時期だという意識。

コクトーの『恐るべき子供たち』で、夜通し眠らずに、朝に眠って、午後に起きて、いつもフラフラとしていて、ふざけて笑って泣いて殺し合う、恐ろしい(しかし魅惑的な)生活が語られているけれど、ああいう感じが、少しわかる。私には大きな屋敷も分身的なきょうだいもいなかったけれど。
そういう破滅的な生活をおくることでしか得られない享楽というのは確かにある、そういう快楽のある場所がわかる(と、思い込む)。
おおよそ私は、常に今が一番良いと思う性質だけれど、唯一人生のなかで懐かしむ時期は長い不眠だったあのころのことかもしれない。
もし人生が永延で、そのような生活がずっと続けられるなら、私は再び不眠に戻って、曖昧な憂鬱の底に沈むことを選ぶだろう。(かもしれない。)

そういうことを、朝方に、昨晩は早めに寝たせいですっきりとした頭で、考えた。

今日は午前中は掃除。昼にうどんとぶどう。
午後はアイドルマスターシンデレラガールズのSSを読んでから、勉強の本と村上春樹の小説(『ダンス・ダンス・ダンス』上巻)の続きを交互に読んだ。村上春樹の小説は読んでいて疲れないし、どんな状況でも読める。

アイドルマスターシンデレラガールズのSSは6月か7月ころからあれこれ読んでいる。
読んだなかで特に気に入ったのが、SS速報VIPで作品を書いていて(トリップは◆Dm8ArSIo3MOQ)、Pixivにも掲載している忍宮という人の「埼玉P」というシリーズ。
依田芳乃さんが神のような能力を発揮したり、島村卯月さんがバイオレンスな性格になっていたり、プロデューサーが超人だったりするクレイジーな世界観でテンポの良いコメディやときどきラブコメディが語られたりする。
私は依田芳乃さんが好きなので、依田芳乃さんがいっぱい出てきてうれしい。
読んだなかでとりわけ気に入った作品のリンクを貼る。
芳乃「そなたー、朝でしてー」
モバP「トーストで始まる1日
モバP「よしのの」
モバP「芳乃!もっと激しくいくぞ!」 パンッパンッ
モバP「幼馴染の芳乃」 芳乃「でしてー」
モバP「誕生日の芳乃が超絶へっぽこになった」
モバP「夜食を食べようとするとアイドルとエンカウントする」
モバP「食事会だとさ橘さん」 ありす「ありすです」
凛「ふーん、アンタが私の」 チェイス「プロデューサーだ」

あとそれぞれ違う人のSSだけど面白かったのが、
前川みく「首をなが~くして待ってるモォォォ」
杏は天才だぜい
この二つ。

アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ(スマートフォンのリズムゲームアプリ)もプレイした。イベント報酬の城ヶ崎莉嘉さんと、Live Party!のポイントで星輝子さんをもらうのが目下の目標。
前までは人差し指だけでプレイしていたのだけど、人差し指と中指を使うようにスタイルを変えたら少しだけ安定してきた。難しかったMasterの難易度も少し出来るようになってきた。