2021年11月20日土曜日

11月20日の日記:散歩、ゴッホ展、スニーカー大賞下剋上システム

この数ヶ月、というか今年に入ってから外出が極端に減って、体を動かさなくなっていた。

歩数にすると1日あたりの平均で2000歩ほど減っている。

よくないなと思って意識して歩くようにしている。Apple Watchも買ってカロリー消費も測るようにした。

今月はこの1年でいちばん多く歩いているけど、これで少しは健康になれるといいなと思う。


散歩をするようになってから、頭の疲れが取れて、いろいろなことを思いつくようになった。散歩はすごい。

そういうわけで、書きたい小説を思いついたので、先月から小説を書いている。

机に座って書いている時間よりも、ぼんやりと歩いているときのほうが重要。

よくわからなくなったときはとにかく歩く。


都立美術館で開催中のゴッホ展を観に行った。

初めて見るオランダ時代の作品がなかなかいいなと思った。貧しい農民の苦悩が伝わってくる肖像画とか。家の壁には飾りたくないけど。

堪能してから精養軒でビーフシチューを食べて帰った。

あと駅の書店で本谷有希子の『静かに、ねぇ、静かに』を買った。本谷有希子さんは買うだけ買ってまだ読んだことないんだけど、書店でチラ見するたびに「きっといいやつだ」と思って毎回買っちゃう。どんどこ積読が増える。


スニーカー大賞というライトノベル新人賞で、読者投票で最終選考に進む作品を決める「下剋上システム」というイベントを開催中だそうです。

https://kakuyomu.jp/special/entry/sneaker_award_27th_gekokujou

Twitterの相互フォロワーのひとが参加しています。

全7作品がエントリーされていて、私のお気に入りはエントリーNo.1の優咲ゆめ『アンドロイドガール・ナンバーアンダー』と、5のアレノアザミ『ニアイコール・ネイキッド』(これが相互フォロワーの作品)、No.6の八神響『民族衣装と偏執者』です。

『アンドロイド』は独特な雰囲気の作品で、正直言って文章は、というか小説として、あんまりうまくないかもしれない(すみません)。でも読んでいて作者の想いというか、表現したい「世界」みたいなものを強く感じた。凡百の才能ではないので、この作者はたとえ今回通らなくてもいずれ世の中に出ると思う。

『ニアイコール・ネイキッド』はエントリー作品の中で、特に「身体に馴染む」小説だった。こういうラノベが読みたいよな、と思わせる。バトルあり、ボーイ・ミーツ・ガールあり、陰謀あり、メタあり、世界の危機あり。あとヒロインがかわいかった。

『民族衣装』は、ラブコメになるのかな?ならないのかな? コメが強い。アクも強い。あらすじ紹介に書いてあるのでネタバレにならないと思うんですけど、主人公が理想の『妹』を求めている人間で、赤の他人のロリっぽい先輩に「俺の妹になってくれませんか?」というシーンがあって、かなり笑いました。ただ全体的に登場人物に倫理がないというか、いろいろな意味で、ちょっとあれかな、ヤバいかなと思わせる箇所が多々あるので、ひとによっては合わないかもしれない。私は好きだけど。作品の基調が倫理的にあれ、という点は理解しつつも、このコメディ感は好きなので、期待したい。

投票期間は11月26日まで。ぜひ読んで投票してみてください。