2016年8月17日水曜日

劇場版アイカツスターズ!&アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カード

「劇場版アイカツスターズ!」と同時上映の「アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カード」を観ました。

以下感想。

まずアイカツ!

最高のお祭り騒ぎ映画でした。
たぶんTVシリーズ1話分くらいの長さがあったと思うんだけど、次から次へとアイドルが出てきて、あれよあれよといううちに終わってしまいました。
登場はあかりちゃん・スミレちゃん・ひなきちゃん→あおいちゃん・いちごちゃん・蘭ちゃん→学園長・ユリカ様→珠璃ちゃん→みなみちゃん・まどかちゃん・凛ちゃん→みやびちゃん・ここねちゃん→(以下あやふや)ののっち・リサッペ・ユウちゃん・つばきちゃん→さくらちゃん・おとめ様・しおんちゃん→セイラちゃん・きいちゃん・そらちゃん・マリアちゃん・ノエルちゃん→かえでちゃん→ヒカリちゃん→美月さん・みくるさん→ジョニー先生の順番だったと思います。
全員いきいきと暴れてて、アイカツ!だなぁ〜という感じ。

個人的に「ココ!」と思ったのが、
・ぽわプリ一味の悪だくみシーン
さくらちゃんの悪い顔と、しおんちゃんの「おとめ様、影はここに」という台詞にしびれた。あとおとめ様の変顔。
ぽわプリがこういう感じで毎回悪だくみするドラマを観たい。
参謀のさくらちゃんと忍びのしおんちゃん、豪快なリーダーのおとめ様……
(さくらちゃんとしおんちゃんでおとめ様を立てるぽわプリ主従関係が萌えなんです!)

・ユウちゃんのナース姿
ドキッとした。

・ノエルちゃんの「皆さん呪文があっていいなあ〜。えいっ、えいっ!」
かわいい……

・ライトセイバーを捨ててスミレちゃんをキャッチするひなきちゃん
ひ、ひな〜!🙏

ラストの25人ステージもみんなよく動いててよかったです。
順番にカメラが寄ってペアでポーズを決めるところがキュンとした。
今回はステージが観れなかったノエルちゃんやユウちゃんのCGステージもいつか観られることを期待しています。

次にアイカツスターズ!
全体にやさしい映画だったと思います。登場するどの子も良い描かれ方でした。
小春ちゃんとあこちゃんのシーンがコミックリリーフみたいに挿まれるのがよかった。
いつの間にか二人とも高いところから落ちても地面に人型の穴ができて次のカットでは復活してるっぽいギャグキャラが身についたね。

ステージは冒頭のゆめ・ローラ・真昼・あこちゃん4人のアイカツ☆ステップ!も、S4のepisode Soloも、ゆめローラのPOPCORN DREAMING♪も文句なし。

映画の軸になるゆめとローラの喧嘩ですが、正直いって私は映画で喧嘩や仲違いを観るのは苦手なのだけど(落ち着かなくなる)、二人の決別の仕方に悪意がなかったというか、二人の選択にも感情の流れにも無理がなくてハラハラしながらも落ち着いて見守ることができました。
Twitterで見かけた「ご都合主義の喧嘩じゃなかった」という感想と同意見。(誰が言ってたのか忘れた)
演出の都合で引き起こされた喧嘩という印象ではなかった。「S4になる」という夢をとるか「一緒にステージに立ちたい」気持ちをとるか という葛藤は(同じ歌組でS4を目指す以上)最初から二人に内在するものだったと思えるし、今回はそのちょっとした先取りという感じでした。

学園長からローラちゃんに差し出された二択が、「自分の夢」か「虹野ゆめ」かという形式じゃなく、「自分とゆめのそれぞれの夢」vs「今自分がゆめと立ちたいステージ」だったのが意地悪だし考えられてますよね。
あそこでローラちゃんに提示されたのが自分だけの近道だったらローラちゃんは固辞していたかもしれない。
でも同時にゆめちゃんの未来も示されて、「ほ〜らこうするのが虹野ゆめにとっても良い選択だよ」と迫るのが(、こう書くと学園長悪い人っぽいですね!)
真昼ちゃんに背中を押されたローラちゃんは、自分の未来と、あり得たかもしれないゆめにとっての最善の道も振り切って、ゆめとステージに立ちたい!という選択をするんですよね。いわばエゴなんですよ。ゆめちゃんの夢の方まで、ゆめちゃんの知らないところで切り捨ててしまうわけだから。非常に重い。
結局全部嘘だったとはいえ、この先もローラちゃんの主観ではこの選択が重くのしかかり続けるわけ。
だけど、後悔なんて絶対 君には似合わない 限りのない情熱で 飛び越えていこう スタートライン!ですよ。ローラちゃんは輝きたい衝動に素直になったんだ……(EDテーマが四人で歌うスタートライン!だったのもそういうことでしょう)
第一、大人の提示する選択肢なんかぶっこわして夢もゆめもどっちも選ぶのがアイドル活動ってものなのでは!?
それがセルフプロデュース、それがアイドルでしょう!?

はい。

そういうストーリーの流れから言うと、ゆめちゃんとローラちゃんのステージは、交互にジャンプしてオーラが弾けるところと、キュートとクールのスペシャルアピールをひとりずつじゃなくて二人でどっちもやっちゃうところがよかった。

あと夜空お姉ちゃんがお姉ちゃんしてたのがよかったですね。
そういうところがやさしかった。やさしい映画だった。

以上です。
思えば劇場版アイカツスターズ!の結末はスタートライン!とアイカツ☆ステップ!によってすでに描かれていたな……

アイカツ☆ステップ!の「なんてったって青春」というリリックは小泉今日子の「なんてったってアイドル」を踏まえている(と思う)。
つまりここで示されているのは彼女たちのアイドル活動はイコールで青春でもあるということ。彼女たちが自分の気持ちのままに突き進む青春こそが、彼女たちがアイドルでいられる最高の道だということ。
彼女たちが自分自身であるということがそのまま輝くことに繋がるんだね……
はい。

(8月19日追記:ねらまほの登場順にニーナちゃん表記するの忘れてた。ここみやの前のシーンのはずです。ステージ後の最後のシーンで、涼川先生や瀬名さんも登場します。なにしてるのかはわからないけど何故かかっこつけてる瀬名さん)