2018年5月6日日曜日

5月6日の日記:ドクター・ストレンジ、マイティ・ソー、オリエント急行殺人事件、三度目の殺人

少しずつ暖かくなってきて、陽気も良く、けれどもどこに行くでもなく家にこもって映画を観た。その話だけ。

『ドクター・ストレンジ』。
マーヴェルシネマティックユニヴァース(MCU)の作品のひとつ。交通事故の怪我が原因で手術ができなくなった元天才外科医がネパールで魔法使いの弟子になって、あれこれあって結局地球の存亡をかけた戦いに挑む話。いつもどおりのマーヴェルヒーロー映画。
傲慢な男が挫折して違う形でよみがえるというプロットはハリウッド映画らしいと同時に、MCUのヒーロー映画らしい。ソーもアイアンマンも、最近ではスパイダーマンもこのパターン。
コメディシーンはもちろんあるけれど、『マイティ・ソー:バトルロイヤル』にくらべると控えめ。
CGを使った魔法の戦闘が面白かった。

『マイティ・ソー:バトルロイヤル』。
同じくMCUのマイティ・ソーシリーズの3作目(4作目?)。開幕数分で「こんなひどいバカ映画は映画館で観るべきだった!」と思った。最高に面白かった。
テンポがいいというかテンポのよさしかないというか。最高。テンポがよすぎてストーリーにタメがない。最高。
相変わらずロキがかわいかった。最高。
ソーがフラれた(?)とかなんとかの会話だけ挟んで前作までのヒロインを完璧に無視(まったく登場しない)するのに笑ってしまった。本当にひどい映画。
あと、まったく『バトルロイヤル』じゃないのもひどかった(これは褒め言葉ではない方の「ひどかった」)。

『オリエント急行殺人事件』(2017年)。
先日テレビで放送していた、三谷幸喜脚本野村萬斎主演の「アクロイド殺し」(の舞台を日本に移した脚色版)を観た流れで、放映中観たいと思いつつ結局観に行かなかった『オリエント急行殺人事件』(これはハリウッド映画)を観た。
原作を読んでいて犯人は知っていたけれどちゃんと面白かった。記憶の中の小説版よりもシリアスだった。
さすが映画になるとアクションシーンが多くて、ちょっと笑えたけどよかった。
エルキュール・ポアロは野村萬斎演ずるポアロもケネス・ブラナー演ずるポアロも印象が似ていて、人種の違いを感じず同じ人物に思えた。
ところでこの映画の主演俳優ケネス・ブラナーさんは『マイティ・ソー』の一作目(2011年)の監督でもあるらしい。

『三度目の殺人』。
是枝裕和監督、福山雅治主演。
是枝監督作品は好きなので、内容まったく知らずに観た。よかった。福山雅治さんの顔が若い。
この監督の映画はどの作品でも共通した要素があって、それを発見するたびにおかしく(うれしく)なる。必ず料理するシーンがあるところとか、主人公と父親との関係が複雑であるところとか、主人公の結婚生活が破綻しているところとか。