2022年3月11日金曜日

3月上旬に読んだ本

特になし。

 上旬(3月1日〜10日)
・本
上橋菜穂子『精霊の守り人』新潮社、2007

・漫画
秋津貴央『舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。』3、竹書房、2021
なむる。『ゾンビヒロインと悪人面のハゲ』1、竹書房、2020
雨宮うり『この恋、叶いますか?』1、講談社、2019

2022年3月2日水曜日

2月下旬に読んだ本

忙しかったり体調が悪くて寝てたりエルデンリングをやってたりで結局今月はあまり本を読めなかった。漫画もいっぱい読みたい積読がたまっている。
今月が20冊、1月からの通算で52冊。

古典を読み始めた。方丈記は、鴨長明が地震や大風や、福原への遷都について(それがまるで自然現象であるかのように)ふれながらも、平家や頼朝や合戦やなにかには一切言及しないのがすごいなと思った。

下旬(21日〜28日)
・本
水沢なお『美しいからだよ』思潮社、2019
井戸川射子『する、されるユートピア』青土社、2019
市古貞次校注『方丈記』岩波書店、1989
木島俊介『もっと知りたい シャガール:生涯と作品』東京美術、2012

・漫画
山田芳裕『へうげもの』2、講談社、2019
双見酔『空の下屋根の中』2、芳文社、2015
ゆめつきママ作画、にゃるら原作『アタマの中の鈴せんぱい』1、KADOKAWA、2021

2022年2月21日月曜日

2月中旬に読んだ本

今回は本を読んでいる時間よりもポケモンをプレイしている時間の方が長かった。「Pokémon LEGENDS アルセウス」はクリア(エンドロールを観た)。楽しかった。

中旬は6冊。これで今月通算16冊、今年48冊。

1月中に多めに本を読んだので、読むのに時間がかかりそうな本に取りかかれると思っていたのだけど、ここに来て遅れが出た。下旬の間に取り戻せるだろうか。

中旬(11日〜20日)
・本
パスカル・キニャール『世界のすべての朝は』高橋啓訳、伽鹿舎、2017
上村勝彦『バガヴァッド・ギーターの世界:ヒンドゥー教の救済』筑摩書房、2007
白米良『ありふれた職業で世界最強 11』オーバーラップ、2020
白米良『ありふれた職業で世界最強 12』オーバーラップ、2022
細川重男『執権:北条氏と鎌倉幕府』講談社、2019
森博嗣『月は幽咽のデバイス』講談社、2011

・漫画
ハンバーガー『忍者と殺し屋のふたりぐらし』1、KADOKAWA、2022
近藤信輔『忍者と極道』8、講談社、2022
南瓜『おふれこタイムス』1、KADOKAWA、2016

2022年2月11日金曜日

2月上旬に読んだ本、観た映画:『シモーヌ・ヴェイユ』『短歌の友人』『北条義時』

上旬は「Pokémon LEGENDS アルセウス」というゲームをプレイしていた。
ポケモン最新作をプレイするのは金銀以来だけど、とても楽しい。
ポケモンも人もかわいいし、難易度も私にはちょうどいい。

先月に引き続きヴェイユ関連の読書。
デュ・プレシックス・グレイによる伝記は私が大学生のときにはじめて読んだヴェイユ関連の本。手にとったきっかけは覚えていないけれど、夢中になって読んだ。今回も熱中した。シモーヌ・ヴェイユという人間の、偉大さ(それは滑稽にも悲惨にも見える)。

穂村弘『短歌の友人』と西村曜『コンビニに生まれかわってしまっても』、短歌評論集と歌集を読んでなんとなく思ったのは、短歌と現代詩は、同じ時代にあってもずいぶん違うものだなということ。
非常に素朴な言い方をすると、現代詩は何言ってるのかわからなくて、短歌はわかる。そこがまずいちばんの違いなんじゃないか。

中公新書の『北条義時』は大河ドラマにあわせた企画と思うが、とてもおもしろかった。西国の貴族社会対東国武士という単純な図式ではなく、あくまで院や公卿との密接な関係があったことを前提として鎌倉の動きを読み解いていく。あとがきの「中世武士の特徴は、王権守護と自力救済という言葉で端的に表現することができる」という要約がわかりやすかったが、その「自力救済」が問題というか、怖いところだよなぁと思った。殺し合いしすぎ。

『マルサの女』は初視聴。おもしろすぎる。伊丹十三作品はどうやらネット配信がほぼ(まったく?)されていないようで、そこが残念。


上旬(2月1日〜10日)
・本 10冊、今年通算42冊
フランシーヌ・デュ・プレシックス・グレイ『シモーヌ・ヴェイユ』上野直子訳、岩波書店、2009
大塚英志『キャラクター小説の作り方』講談社、2003
上田岳弘『ニムロッド』講談社、2021
ドストエフスキー『おかしな人間の夢』太田正一訳、論創社、2006
シモーヌ・ヴェイユ『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』今村純子編訳、河出書房新社、2018
岩田慎平『北条義時:鎌倉殿を補佐した二代目執権』中央公論新社、2021
穂村弘『短歌の友人』河出書房新社、2011
西村曜『コンビニに生まれかわってしまっても』書肆侃侃房、2018
千葉雅也、山内朋樹、読書猿、瀬下翔太『ライティングの哲学:書けない悩みのための執筆論』星海社、2021
森博嗣『小説家という職業』集英社、2010

・漫画
双見酔『空の下屋根の中』1、芳文社、2015
こかむも『ぬるめた』2、芳文社、2022

・映画
伊丹十三監督・脚本『マルサの女』1987

2022年2月1日火曜日

1月下旬に読んだ本:『まちカドまぞく』『ライト姉妹』『ぬるめた』

下旬は映画を観なかった。疲れていて、画面に向かって集中する気力がない。かわりに(?)漫画を読んでいた。


伊藤いづも『まちカドまぞく』は第3巻から6巻までを再読。
4コマ漫画は普通の漫画よりもみっしりと密度があるので、相当な満足感がある。(現代の大抵の漫画は1ページに8コマも描かれていることは稀。)
まちカドまぞくはとりわけ画面のすみからすみまで、キャラの一挙手一投足にまで「神」が宿っており、読めば読むほど味わいがある。
シャミ子かわいい。

こかむも『ぬるめた』はネットで知っていた漫画の商業版で、女の子4人がメインのオーソドックスなきららが4コマ。
キャラがかわいい、ワイワイ楽しい!という日常系きらら4コマ的な「良さ」を極限まで追求した傑作。第1話がカニでおしまいになるの最高すぎる。性欲が普通に描かれているのも良いと思った。ロリアンドロイドくるみかわいい。

谷川ニコ『ライト姉妹』はTwitterでときどき「私 ラノベの新人賞に応募する」って言ってるキャプを見て前々から気になっていた。作品名を知らなかったのだけどひとに教えてもらって買えました。私にとってははじめての谷川ニコでした。内容はサブタイトルそのまま。むちゃくちゃおもしろかったので2巻で終わっているのがちょっと残念。


今月頭に急に思い立ってはじめた1日1冊読書だけど、どうにか今月はペースを維持できた。とりあえず来月以降もやっていきたい。
積読を少しでも減らしたいという思いがあったけど、読んだ冊数の倍以上本が増えてしまったのでもうどうにもならない。本は放置しておくと増殖する性質を持っている。

上から読んだ順。

・本 11冊 通算32冊
塩野七生『神の代理人』新潮社、2012
高橋源一郎『大人にはわからない日本文学史』岩波書店、2013
川上未映子『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』筑摩書房、2021
りゅうせんひろつぐ『賢者の弟子を名乗る賢者 16』マイクロマガジン社、2021
フィリップ・マティザック『古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル』安原和見訳、筑摩書房、2020
池澤夏樹『きみのためのバラ』新潮社、2010
吉本隆明『親鸞の言葉』中央公論新社、2019
高橋源一郎『ゆっくりおやすみ、樹の下で』朝日新聞出版、2021
武田泰淳『わが子キリスト』講談社、2005
文月悠光『適切な世界の適切ならざる私』筑摩書房、2020
シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』田辺保訳、筑摩書房、1995

・漫画
六道神士漫画、士郎正宗原作『紅殻のパンドラ』22、KADOKAWA、2022
板倉梓『瓜を破る』1、芳文社、2021
高瀬わか『かわいすぎる男子がお家で待っています』1、集英社、2020
つきや『組長娘と世話係』1、マイクロマガジン社、2018
岩明均『ヘウレーカ』白泉社、2002
伊藤いづも『まちカドまぞく』3、芳文社、2017
谷川ニコ『ライト姉妹:ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹』1、KADOKAWA、2017
谷川ニコ『ライト姉妹:ヒキコモリの妹を小卒で小説家にする姉と無職の姉に小卒で小説家にされるヒキコモリの妹』2、KADOKAWA、2018
山田芳裕『へうげもの』1、講談社、2012
河原雅彦『修羅の門』1、講談社、2012
伊藤いづも『まちカドまぞく』4、芳文社、2018
伊藤いづも『まちカドまぞく』5、芳文社、2019
伊藤いづも『まちカドまぞく』6、芳文社、2021
こかむも『ぬるめた』1、芳文社、2021 

2022年1月21日金曜日

1月中旬に読んだ本、観た映画:『門番少女と雨宿りの日常』『考える親鸞』『マトリックス レザレクションズ』

引き続き読んだ本のメモ。
一覧にしてみると、むしろいかに読んでいないかということが浮き彫りになって、焦りのようなものがうまれる。

変わった筆名の新人によるライトノベル『門番少女と雨宿りの日常』は中学での体験をきっかけにドロップアウトした主人公と、エキセントリックなヒロインとのボーイ・ミーツ・ガール。挿絵すらないキャラも含めて脇役とのやりとりがよくて、本筋は主人公たちのボーイ・ミーツ・ガールだけど、むしろ脇役たちとの交流が肝だと思った。著者次作にも期待。
この物語はたぶんこの一冊でおしまいなんだろうけど、私としては鳩田未来ちゃんをさらに深く掘り下げてほしい。好きなので。よろしくおねがいします。

近代仏教の研究者碧海寿広先生による近刊『考える親鸞』は清沢満之から吉本隆明に至るまでの近現代の親鸞論がいかなるものであったかを概説する良書。明治以降の日本人の『歎異抄』贔屓について、教養主義の流れの中で仏教伝統から切り離された個人が「書物」自体を「師」のようにして受け取った、歎異抄そのものにそのような受容を可能にする構造があったという指摘はよかった。

この10日の間に、アニマトリックスを除くマトリックスシリーズ作品を観た。
新作『マトリックス レザレクションズ』とてもよかった。三部作が叙事詩だとするなら、レザレクションズはしょうもない現実もしくは茶番劇。まさしく「現実の砂漠」といった風体。
こういう、すべて(「意味」のあるかっこいい出来事)が終わってしまった後に続かなくてはいけない、どうしようもない話が私は好き。
登場人物に重みとか格とかオーラとかカリスマみたいなものがないのがよかった。オラクルとアーキテクトは死に、ぽっと出のしょうもない精神科医が黒幕で、ネオは空も飛べない髭のおじさんで、あのスミスさえどうでもいい使われ方で、モーフィアスはトイレから登場する。クライマックスのbot爆弾のなんという醜悪さ。マトリックス・イズ・デッド! でも我々は何もかもが終わった後の世界で生きていかなくてはいけない。歴史は終わった。現実の砂漠を生きよう。

『舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。』第3巻はあいかわらずよかった。言うことない。タマかわいい。


上から読んだ順。

・本 10冊 通算21冊
寿司サンダー『門番少女と雨宿りの日常』KADOKAWA、2021
飛浩隆『SFにさよならを言う方法:飛浩隆評論 随筆集』河出書房新社、2021
最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』リトルモア、2016
榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ:プラクティカルウォーゲーム』KADOKAWA、2016
三好達治『測量船』講談社、1996
くまなの『くまクマ熊ベアー18』主婦と生活社、2021
じゃき『最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える4』オーバーラップ、2021
蜆シモーヌ『なんかでてるとてもでてる』思潮社、2021
飛浩隆『自生の夢』河出書房新社、2019
碧海寿広『考える親鸞:「私は間違っている」から始まる思想』新潮社、2021

・漫画
伊藤いづも『まちカドまぞく』1、芳文社、2015
ねじがなめた『女の子が抱いちゃダメですか?』2、小学館、2021
ほしの瑞希『みにあまる彼氏』1、集英社、2018
秋津貴央『舞ちゃんのお姉さん飼育ごはん。』3、竹書房、2021
ミト『狼の皮をかぶった羊姫』1、竹書房、2021
つっつ『おむじょ!』1、コアミックス、2017
つっつ『おむじょ!』2、コアミックス、2019
茅田丸漫画、丁々発止原作『幼女とスコップと魔眼王』3、講談社、2022
有城壱哉『白い結婚:王と王妃の恋ものがたり』バルバレーゼ、2022

・映画
ウォシャウスキー姉妹監督『マトリックス』1999
同上『マトリックス リローデッド』2003
同上『マトリックス レボリューションズ』2003
ラナ・ウォシャウスキー監督『マトリックス レザレクションズ』2021

2022年1月11日火曜日

1月上旬に読んだ本

今年は1日1冊、年間365冊読むことを目標にしている。
一度も読んでいない「積読」がたまっているし、必要があって読み返したい本もたくさんある。365冊では追いつかないくらいだけど、とりあえずこのくらいを目安にしていきたい。
漠然と年間365冊と考えていると多分あっという間に守れなくなりそうなので、とりあえずは一月を3分割して、上旬・中旬・下旬にそれぞれだいたい10冊ずつ読むことにしたい。
昨年までは漫画は読んだ本の数に入れていなかったけど、最近は漫画も積むようになってしまったし、忙しさにかまけてなかなか読めていないので、可視化するために漫画以外の書籍とは別枠で同様に記録する。
あとは映画とかも観たら記録したいけど、あいにく今月はまだ映画を観ていない。

『伊藤比呂美の歎異抄』はとてもよかった。
題は『歎異抄』だけど、親鸞聖人の和讃や手紙などの現代語訳も含まれている。
中でも正信偈がよいと思った。

ヴェイユは断章を集めた『重力と恩寵』については以前より愛読していたけど、ペラン神父宛の手紙や論文などをまとめた『神を待ちのぞむ』は今回はじめて読んだ。
その中で称名念仏について触れている箇所があって、少し意外だった。
 宗教のつとめの力を全体として考えるには、救い主の名をとなえる仏教の伝統によって考えるのがよい。仏陀によって救われることを望んでその名をとなえるすべての人々を、仏陀は彼岸において、彼自身のところまで高める誓いをたてたと言われる。そして、この誓いのゆえに、救い主の名をとなえることには、現実に魂を変形させる力があると言われる。
 宗教とはこのような神の約束以外のものではない。すべての宗教のつとめ、すべての祭儀、すべての典礼は救い主の名をとなえる一形式であり、原理的には実際に一つの効力を持つはずである。救われることを望んで一生懸命にとなえる人は、だれでも救われるという効力である。
シモーヌ・ヴェーユ「はっきり意識されない神への愛の諸形態」『神を待ちのぞむ』渡部秀訳、春秋社、2020[初版1967、新版2009]、172ページ
ヴェイユはどこから浄土教について学んだんだろうか。鈴木大拙? そのへんの事情について詳しい方がいたらぜひ教えてください。

『鈴木ユリイカ詩集』は昨年書店でたまたま手にとって、冒頭の詩「生きている貝」にひとめぼれして買ったが、やはりとてもよかった。他の詩集も読んでみたい。


1月上旬(1日〜10日)
・本
高橋源一郎『デビュー作を書くための超「小説」教室』河出書房新社、2015
長田弘『深呼吸の必要』角川春樹事務所、2018
伊藤比呂美『伊藤比呂美の歎異抄』河出書房新社、2021
鈴木ユリイカ『鈴木ユリイカ詩集』思潮社、2015
先崎学『うつ病九段:プロ棋士が将棋を失くした一年間』文藝春秋、2020
広瀬大志『広瀬大志詩集』思潮社、2016
村上春樹『海辺のカフカ下』新潮社、2005
カニエ・ナハ『用意された食卓』青土社、2016
フィリップ・マティザック『古代ローマ旅行ガイド:一日5デナリで行く』安原和見訳、筑摩書房、2018
最果タヒ『死んでしまう系のぼくらに』リトルモア、2014
シモーヌ・ヴェーユ『神を待ちのぞむ』渡部秀訳、春秋社、2020[初版1967、新版2009]

・漫画
桜井のりお『僕の心のヤバイやつ』第6巻、秋田書店、2022